ラヴシークレットルーム Ⅱ お医者さんの彼との未来



「・・・・何、いきなり。」



さっきまで真剣な話をしていたからさすがのナオフミさんも拍子抜けした様子で彼女にそう答えた。


「あっ、別に、その、あの・・・か、看護師さんに聴いてきてって頼まれたんです・・・・でも、無理に教えて頂かなくても・・・」



真里にさんざん鈍感だと言われ続けた私でも
ぎこちない彼女の口調を耳にして
そして更に赤みを増した彼女の頬を目にして
働いてしまった女の第六感。



看護師さんに聴いてきてって頼まれたのは
きっと嘘だ

それはこの人自身が知りたいコト

そうに違いない


そういえば入江さんは美咲さんについて冷静沈着というイメージだけでなく

医者になることしか考えていないということも口にしてたっけ

でももし、そんな彼女がナオフミさんの恋人の有無を知りたがっているのなら

それは、もしかしたら

私もナオフミさんの人生のパートナーになる予定の私もうかうかしていられない状況なのかもしれない



だって、医者になることしか考えていなかった彼女が
頬を紅潮させて私の大切な彼に恋人の有無について訊ねているんだもん


そんな彼女はきっと彼に恋心を抱いている

そうに違いない


いきなり働いてしまった私の第6感が、ただの気のせいとかただの勝手な妄想だといいけれど・・・


でももし彼女が本当に彼に恋心を抱いているのなら

それは私にとってうかうかしていられないどころか
とてもキケンなコト

だって、恋に目覚めた女子が放つエネルギーは
とんでもなく大きなモノだと
自分自身の経験から知っているから・・・



そう考えてしまうと、ナオフミさんがどういう態度を示すのか気になって仕方がないよ

ナオフミさんはなんて答えるんだろう?

照れ屋さんの彼のコトだから
プライベートについては詮索されたくないはずだけど



どうなの?

なんて答えるの?





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