ラヴシークレットルーム Ⅱ お医者さんの彼との未来
やや気後れした様子を隠しきれないような返事をし、その場から立ち去ろうとした副院長とは対照的に
「ハイ、失礼致します。」
最後まで劣勢に立つことなく、正々堂々とした態度で副院長に応対した森村医師。
彼がどうなっちゃうのか心配で
私のせいで病院を解雇されちゃったりしたらなんて思ったら
まだカラダのふるえが止まらない
とりあえず忠告だけで済みそうで・・・安心していいのかな?
でもずっと想いを寄せていた人が、偶然患者さんになっただけって
やっぱりワタシのコト・・・なのかな?
そうなの?
ずっと想いを寄せてたなんて
いつからなんだろう・・・?
でも、もしその想いが本当なら、私
もう自分がどうしたらいいのか
わかんない
両想いだと思っていた恋人が、
転落しそうだったのを助けようとしたとはいえ
自分ではない女性を
屋上とはいえ公の場所で抱きしめていたり
時には怒りを覚えることはあるものの
私のココロが揺れ動かした相手が上司の目の前で
正々堂々とした態度で自分を抱きしめたり・・・
一度にいろいろなコトがありすぎて
本当にどうしたらいいのかわからない、よ・・・・
森村医師の解雇の心配をしなくてもいい状況になっても
どうしていいのかわからない私のカラダは
より一層、ふるえてしまっていた。
そんな正直なカラダにも困りきっていた私。
なのに
「なに、ふるえてんだよ・・・大丈夫だよ。俺がクビになるわけないだろ?キミの左手が完治させることができるのは俺ぐらいしかいないんだから・・・・・」