ラヴシークレットルーム Ⅱ お医者さんの彼との未来
確かにココは入江さんが住んでいる浜松だけど
これも、昨日に引き続きの入江さんのサプライズ演出?!
昨日までの入江さんは
お兄ちゃんと私を繋ぐ史上最強の助っ人のようなオーラが出てたのに
今日はこんな風に彼と私の甘い時間に割って入ってこられるなんて
どうなっているの・・・?
「ああ、こんな朝から悪いな、日詠。悪いけど開けてくれるか?お前に助けて欲しいんだ・・・」
ドアの向こう側から申し訳なさそうな声で彼にそう訴える入江さん。
「・・・・・・・・・・・」
そんな声を聞いてもドアを開けようとせずに俯いたまま動かない彼。
「日詠、頼む・・・オマエじゃなきゃ、ダメなんだ。」
すがるような声で訴え続ける入江さん。
そんな入江さんの声を耳にするのは初めてで、驚かずにはいられない
しかもオマエじゃなきゃダメなんて
サプライズ演出とかではなさそうな気がする
何が起こったんだろう?
入江さんに
そして
お兄ちゃんに・・・
フーッ・・・
大きく息をついたお兄ちゃんはそれでもまだ動こうとはせずに口だけを小さく開いた。
「・・・・美咲ですか?」
ようやくドアの向こう側にいる入江さんに
再び張りのない声でそう呟いた彼。
「・・・ああ、そうだ。」
お兄ちゃんの問いかけに肯定の返事をした入江さん。
あれっ?
お兄ちゃんの口から他人の名前らしき言葉が出てきた
というか、ミサキって
人物名だよね?
しかも、女性の名前・・だよね?
オマエじゃなきゃ、ダメだって
どういうコト?
どういうコトなの?!