ラヴシークレットルーム Ⅱ お医者さんの彼との未来



今までの私は
自分から恋愛を追い求めて
自分が好きになった人と想いが通じるのが幸せなんだって思ってた

でも・・・もしかしたら
そればかりが幸せなんかじゃなくて


自分のコトをスキだと言ってくれる人と想いが通じ合うのも
幸せなのかもしれない・・・



きっと、今の私は
自分がスキな人のココロの中が
今ひとつ見えなくなっている・・・今の私は



もしかしたら
後者の幸せのほうが
ラクなのかもしれない

スキだと言ってくれる人を
自分もスキになるコトのほうが・・・






「でも、オレ、あの時・・・彼女の手を引いて屋上から立ち去ったアナタにずっと遠慮してました。」


「でも・・・もう遠慮するのやめます。」


「オレなら、彼女のすぐ傍で・・・彼女を守ってあげられる。あまりにも忙しくて、しかもとてつもなく大きな責任を背負わされているアナタみたいに躊躇うことなく・・・・そうですよね、日詠さん・・。」


『・・・えっ?!』




日詠さんって・・・・




< 299 / 542 >

この作品をシェア

pagetop