ラヴシークレットルーム Ⅱ お医者さんの彼との未来
彼女の主治医でもある彼を納得させなければ
伶菜をここから連れ出すことはできないだろう
そのためには彼女の治療が滞ることがないことを証明しなくてはならないを考えた俺は、彼女のリハビリ方法を具体的に口にした。
けれども彼も専門医。
縫合してある屈筋腱が再度断裂するリスクの怖さを目の前で説明してきた。
それを見た伶菜は不安そうな顔を滲ませる。
俺だって屈筋腱の再断裂は不安だ
伶菜がここまで必死にリハビリしてきたものが無駄になってしまう再断裂
そんなことはあってはならない
だから俺だって不安だ
でも、
伶菜は森村医師にほぼプロポーズと言っていいぐらいの告白をされて
俺も美咲にスキだと言われている今
この状況のままでは
伶菜と俺の関係修復は難しい
「そんなコトをしてもし屈筋腱が切れたら、困るのは彼女なんじゃないですか?」
『彼女を困らせるようなコトにはしない』
自分勝手かもしれないけれど
こんな状況を打破したい
伶菜とちゃんと話をしたい
ただそれだけ
だから
「彼女のやってるリハビリはそんなに簡単にはできるモンじゃないですよ!アナタの勝手な都合で彼女を振り回すのなら、僕は彼女の退院許可は出せな」
前に進むために俺がやるんだ
たとえ俺の我儘だとなじられようと・・・・
「森村センセ?こんなコト、僕が言ってもいいかわからないですけど、日詠先生のリハビリ手技なら、なんら心配はいらなさそうですよ!」