ラヴシークレットルーム Ⅱ お医者さんの彼との未来
彼女を追いかけてきた今、
これからは彼女を導く
キミは僕の希望
これからは
僕がキミの希望になりたい
『急な話で悪いが、俺と一緒に、来てくれる?』
だからしっかりと目を開けて、一歩踏み出すんだ
俺と一緒に
『じゃ、行こう。』
俺達を待つ患者さんがいるところへ
一緒に
そう思っていた
でも、
「・・・・は、い・・・・」
戸惑い気味にそう答えた彼女によって
公の伶菜だけではなく、私の伶菜までもを手に入れようとしている俺はひとりよがりになっているのかもしれない
そんな不安を抱かずにはいられなかったんだ。