ラヴシークレットルーム Ⅱ お医者さんの彼との未来



「・・えっ・・・私?!」


『・・・・いや、誤解させたのは、オレだな』


「誤解させたのって・・・・」



俺のカノジョとか
そんなものはいない

伶菜と再会してから
そんなものはいらない

そう思ってた

来るもの拒まず
本当に欲しいものを知った俺は
そんなポリシーはもう捨てた




『今までも、今も・・・これからもお前のコトが・・・・』


「私のコト?」



感情なんて言わなくてもわかるだろ?
そういう思い込みもやめた

それでここまでこじれたんだ


だから
カッコ悪くても
下手くそでも


『だから、お前のコト、ス・・・・・キなんだって。』


ちゃんと言葉にする
シンプルな言葉で

でも、言い慣れていないから
どこかたどたどしいけれど


「なっ、私のコトが・・・気になるんだって・・・そんなに私、頼りないんですか?・・・・そりゃ、私、臨床心理士1年生ですけど、一応、臨床実習では結構、成績よかったんですよ・・・信じてもらえないかもしれませんけど・・・」



はぁ・・・



たどたどしさが仇になっているな

想いがすんなり伝わらない

それも俺


でも、



『ア』


『イ』


『シ』



『・・・・てる・・・・』





今の伶菜ならきっと
受け止めてくれるだろう


どんなに下手くそでも




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