ラヴシークレットルーム Ⅱ お医者さんの彼との未来
「もういいんじゃないか?切符渡さなくても。ああやってご丁寧に見送ってくれたわけだし。・・・それに・・・・」
ナオフミさんは畳み掛けるようにそう言いながら
更に私を抱きかかえる腕の力を強めた。
『えっ?』
「それにまだ、俺、充電中だし。それに・・・・」
急に口をつぐんだナオフミさんの顔も赤くなっていた。
きっと私と同じくらい赤く。
「他の男の腕に抱かれそうになるなんて・・・・・・」
『へっ?!』
ナオフミさん
今、なんて言った?
「あり得ない、よな・・・・」
『はっ?』
他の男の腕に抱かれるなんて
あり得ないって・・・・
ナオフミさん
もしかして、私を助けてくれようとした駅員さんに
『や、や、ヤキモチ?!』
あちゃー
つい口にしちゃったよ
なかなか直らない私の悪い癖
でもナオフミさんって
ヤキモチとか嫉妬とかって
そういう感情って抱くような人じゃないんじゃ
だからもし
ヤキモチとかじゃなかったら
嫉妬とかじゃなかったら
なんかバツ悪いっていうか
「・・・・・・・・」