ラヴシークレットルーム Ⅱ お医者さんの彼との未来
始まったな、証人喚問
でも、聴いてくるのは、早川さんからだと思っていたのに
中谷さんか
「なんで・・・なんで彼女なんですか?」
『・・・・・・・・・』
中谷さんは確か20代後半の臨床心理士さん
大学、大学院ともに現役合格、留年なしで回り道することなくストレートで臨床心理士になった有能な彼女
産科からの患者のカウンセリングも引き受けてくれている人だ
「どうして、私じゃいけないんですか?」
この疑問は、彼女だけでなく、他のスタッフも抱いているだろう
一人前の臨床心理士として従事しており、実績も積んでいるから
「私のほうが経験があります。産科の患者のカウンセリングもちゃんと手がけています。でも彼女は臨床心理士になったばかり。それなのになぜ?」
『・・・臨床心理士としての経験なら、もちろん中谷さんのほうがある。』
「じゃあなぜ・・・・?」
確かに彼女の任せておけば大丈夫
そういう安心感が俺の中にもある