ラヴシークレットルーム Ⅱ お医者さんの彼との未来
『・・・う、ん・・?』
「・・・・・・・・・・・・」
『ナオフミさん?』
「・・・・・・・・・・・・」
私の胸元に顔をうずめたままの彼からかすかに聞こえてきたゆっくりとした呼吸音。
『寝ちゃった・・・・?』
「・・・・・・・・・・・・」
あーー
そういえばナオフミさん
今日、夜勤明けで全然眠ってなかったんだっけ?
その状態で東京まで来ちゃったし
久しぶりにご両親にお会いしたりして
きっとかなり疲れていたんだ・・・・
ゴロン・・・・
『///////ナオフミさん//////?』
「・・・・・・・・・・・・」
目を閉じたまま私の胸元から離れてベッドの上に寝転がった彼だったけれど
すぐさま私のカラダをその両腕で包み込んだ。
『あ、あれ?ナオ、フミさん・・・?もしかして起きて・・・る?』
「・・・・・・・・・・・・」
でも返事は相変わらずなくて。
しばらくしてまたゆっくりとした呼吸音が今度は頭上から聞こえてきた。
『やっぱり寝ちゃったんだ・・・』
彼とカラダの奥でも繋がりたいなんて期待したけれど
ただ腕の中で抱きしめられているだけの今でも充分・・・彼の温かさ、心地よさを感じられていて・・・
それだけじゃなくて
キスがすぐさまカラダの繋がりに至ってしまったという苦い過去の味がすうっと消えたような気がした。
そう仕向けたのも
きっと彼が私のココロを見透かしてたから・・・
だから今度は私が仕向けてあげたい
“もっと強く抱きしめてもいいんだ・・”って気がついてもらえるように
でも今はなんだか恥ずかしくて面と向かっては言えないから
まずは眠っているアナタへ
『また今度、かぁ・・・今度はアナタが覚悟しとけよ・・・ヒ・エ・イ・ナ・オ・フ・ミ♪』
照れ隠しにちょっぴり調子にのった声かけをして
私も彼の腕の中で眠りについた。
彼が紡いだ“ずっと一緒に・・・”という言葉の続きを勝手に想像しながら。