ラヴシークレットルーム Ⅱ お医者さんの彼との未来
「やっと喋ってくれた。ちゃんと耳を塞がずに聞いててくれたんだね。ごめん、また、つい笑ってしまって・・・それに美咲は男じゃなくて女なんだ。」
笑いが止まらない感じの入江さん。
女って
さっきの、男性であることを期待させるような発言は何だったんですか?!
でも、よく考えてみると
今朝、お兄ちゃんに美咲さんをなんとか助けてくれってあんなにも懇願してたぐらいだから
女性だよね・・・
それにさっき綾さんのコトを語る入江さんは
未練タラタラという感じでもなかったから
だとしたらもしかして
『じゃあ、美咲さんは、入江さんの新しい彼女ですか?彼女さん、産科に入院したというコトはもしかして入江さん、美咲さんのコトを・・・。だから、お兄ちゃんに内密に診てもらいたくてあんなにも頼み込んだんですよね?でも、大丈夫。今はできちゃった婚という前向きな言葉が広まっているから。子供カワイイですしね。おめでたいですねッ♪』
自分はお兄ちゃんと甘い関係になりかけてる幸福感も手伝ってか
入江さんにもそういう甘い話があることを自分のことのように嬉しく思えてしまった私。
そんな私の妄想は止まりません!!!!
さっきは自分の暴走に対してあんなに猛省したはずなのに
甘くて幸せな話にはついつい首を突っ込みたくなるんです
だって私自身も、今、シアワセですから
ワハハハッ!
もう笑うなり野次るなりスキにして下さい
私、笑われるの、慣れましたから
「やっぱり、伶菜さんは日詠のツボ、押さえちゃってるよね。結構美人なのに面白すぎるし。」
そう言いながら入江さんは一瞬、私のほうを振り返ってニヤリと笑った。
美人と言われるのは正直嬉しいけど
面白すぎるはちょっとな・・・・
「そういうアヒルみたいな顔しちゃうトコもアイツのツボを押さえちゃってるんだと思うよ。」
『うっ・・』
また、アヒル口になってたんだ
さすが入江さん
このマヌケな顔がお兄ちゃんの笑いのツボを押さえてるのは間違ってないかもしれない
だってお兄ちゃんも私のそんな顔を見てベッドの中という空間でも笑ってたから
「ゴメン、ちょっとイジメすぎたかな・・・美咲は、僕の彼女とかじゃなくて、妊娠させたわけでもなくて、僕の教え子で、名古屋医大卒の・・日詠の後輩なんだ。」
『あっ、教え子で、後輩ですか・・・』
とんでもなくあり得ない妄想を口にしてしまった気まずさから一気にテンションが急降下してしまった私。