会長候補はSweets☆王子!?
「だから、旦那様たちは日夜頑張っていらっしゃるのですよ。
 この国やこの街の平和と安定の為に、ハードなスケジュールをこなしつつ、与野党・色々な関係機関と協力し合って」

 何だか、執事のアドルフォさんの方が、実の娘のあたしよりもお父様のお仕事内容を熟知されてて、しょぼーんとしちゃいます。


「あたし、今まで政治家さんってだけで、拒否反応というかそんな感じになってたんですけど……こうして色々お話聞いてると、考え方を改めなきゃって思います」

 神妙にフォークを置いて俯くあたしに

「お嬢様、政治家のお家に生まれたお子様は、みんな一度はそう考えるんですよ。心配要りません」

 そう言って優しく諭してくれました。

「何だかんだで大変ですもんね。
 解散だ、総選挙だ、陳情だ。それを嫌と言うほど見せられるんですから」

「ええ、まあ」


「……真希お嬢様が、お父上のお仕事に関心をお持ちなのは、大きく言って二つの理由があるのではないでしょうか?」
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