会長候補はSweets☆王子!?
「……池永は、ことあるごとに俺のノートを盗って、勝手にサボってる授業のところを写したり、時間割もまともに出来ないし」

 塚本さんはクスクス笑いながら、俺の池永に対する愚痴を聞いてくれていた。


(掴み所がない、この人も天然の不思議ちゃんなのに、どうして一緒にいると心安らぐんだろう?)

 俺はずっと自分でも分からなかった。

 スケジュール通りにことが進まないと、俺は子供の頃から不機嫌になるようなタイプだった。

 特に時間を守らないような奴、ルーズでだらしない奴には怒りを通り越す程の憎悪に近いものを持っていたんだ。


 生徒会で初めて出会った塚本亜美菜さんは、元々あみだくじだかジャンケンだかで負けて、なり手がいなかった小倉塚第二高校の今年の生徒会長に、無投票当選。

 推薦人(この人も適当に選ばれたらしい)の推薦理由というのが、


『ウチの学校は【小倉塚第二高校】だから、苗字に同じ【塚】が入っている塚本さんがふさわしいような気がしたので、なんとなく』

 というふざけたものだった。
< 213 / 390 >

この作品をシェア

pagetop