会長候補はSweets☆王子!?
「大内君、どうしたの? さっきからずっと黙り込んでて」
「え? あ、いや……あの薄紅色の花、何ていう花なんですか?」
「あれは、カワラナデシコ。白い花を咲かせるのもあるんだよ」
「へえ」
塚本さんは、最初の内は生徒会日報すらまともに書く事が出来ず、ほとんど俺が代筆してやる有り様だった。
全校集会で生徒たちの前に立つと、お決まりのようにマイクにおでこをぶつけてハウリング。みんなのクスクス笑い。
……将来、地方議会での公職に就くことを密かに夢見ている俺にとって、何とも頼りないトップだった。
(俺が市議会議員で、会長が市長だったら、迷わずリコールしてるのに……)
そう本気で思う位、印象は良くなかったのだ。
だが、ある日の全校朝礼で、生徒指導担当の学年主任・佐々木先生の長話中、前の方に立っていた女子生徒が、急に貧血を起こし倒れてしまった。
ザワザワとする体育館内で、真っ先に駆け付けたのが、他でもない塚本亜美菜生徒会長だった。
「え? あ、いや……あの薄紅色の花、何ていう花なんですか?」
「あれは、カワラナデシコ。白い花を咲かせるのもあるんだよ」
「へえ」
塚本さんは、最初の内は生徒会日報すらまともに書く事が出来ず、ほとんど俺が代筆してやる有り様だった。
全校集会で生徒たちの前に立つと、お決まりのようにマイクにおでこをぶつけてハウリング。みんなのクスクス笑い。
……将来、地方議会での公職に就くことを密かに夢見ている俺にとって、何とも頼りないトップだった。
(俺が市議会議員で、会長が市長だったら、迷わずリコールしてるのに……)
そう本気で思う位、印象は良くなかったのだ。
だが、ある日の全校朝礼で、生徒指導担当の学年主任・佐々木先生の長話中、前の方に立っていた女子生徒が、急に貧血を起こし倒れてしまった。
ザワザワとする体育館内で、真っ先に駆け付けたのが、他でもない塚本亜美菜生徒会長だった。