会長候補はSweets☆王子!?
◆ ◆ ◆
【小倉塚第二高校・生徒会室。午前8:25】
「大内君! 真希お嬢様は、本当にどこにもいらっしゃらないんですか!?」
俺、大内啓二の目の前で、昨日の爆弾事件の後ではあんなに冷静沈着だったはずの執事・アドルフォさんが、ひどく動揺して駆け込んで来た。
「ええ。それにここにいる『北龍』……いえ、西村陣営の候補者・西村姫子さんも矢田部さん同様に行方がわからないって」
ソファの前で腰を降ろす余裕もなく、梶山静也、士堂芳生、宇野潤の三人は室内をウロウロしながら、ずっと西村さんのケータイを鳴らしていた。
「おい! 大内ちゃん!!」ドアに体当たりするように入って来たのは、池永だった。
「池永! お前、今朝は一緒に登校したんじゃないのか?」
「そ、それが……正門前までは何の異常もなかったんだよ!」
アドルフォさんが、真っ青な顔で池永に視線をやった。
「ご、ごめん! アドちゃん先生!! 俺のせいだ……」
「隼人君、今はしょげている場合ではありません。
一刻も早く、真希お嬢様の所在をつかまないと」
アドルフォさんが、梶山の方を向いて言った。
「梶山さんでしたね? 西村姫子さんは、いなくなる前に何かおっしゃっておられたんですよね?」
「あ、ああ。確か【RED】がどうとか、引き算がどうだとか」
【小倉塚第二高校・生徒会室。午前8:25】
「大内君! 真希お嬢様は、本当にどこにもいらっしゃらないんですか!?」
俺、大内啓二の目の前で、昨日の爆弾事件の後ではあんなに冷静沈着だったはずの執事・アドルフォさんが、ひどく動揺して駆け込んで来た。
「ええ。それにここにいる『北龍』……いえ、西村陣営の候補者・西村姫子さんも矢田部さん同様に行方がわからないって」
ソファの前で腰を降ろす余裕もなく、梶山静也、士堂芳生、宇野潤の三人は室内をウロウロしながら、ずっと西村さんのケータイを鳴らしていた。
「おい! 大内ちゃん!!」ドアに体当たりするように入って来たのは、池永だった。
「池永! お前、今朝は一緒に登校したんじゃないのか?」
「そ、それが……正門前までは何の異常もなかったんだよ!」
アドルフォさんが、真っ青な顔で池永に視線をやった。
「ご、ごめん! アドちゃん先生!! 俺のせいだ……」
「隼人君、今はしょげている場合ではありません。
一刻も早く、真希お嬢様の所在をつかまないと」
アドルフォさんが、梶山の方を向いて言った。
「梶山さんでしたね? 西村姫子さんは、いなくなる前に何かおっしゃっておられたんですよね?」
「あ、ああ。確か【RED】がどうとか、引き算がどうだとか」