美髪のシンデレラ~眼鏡王子は狙った獲物は逃がさない~
「あの日、イキイキと目を輝かせて穂積の商品を見つめる瑠花に会わなければ今の俺はいない。男なのに美容の世界に足を突っ込むなんて正直嫌だったんだ」
朔也から語られる、周囲からの思春期特有の嘲笑や妬みに、瑠花の心も小さく痛んだ。
多感な時期に寄せられる悪感情の怖さは、瑠花自身良く知っている類いのものだ。
「『こんなに熱心なファンがいるのならさぞかし魅力があるに違いない』そう思えてからは真面目に家業と向き合えるようになった。立派になって穂積を大きくするって宣言しようと思っていたのに、瑠花はちっとも現れなくて・・・」
せつな気に顔を歪めた朔也は、色気を駄々漏れさせ過ぎていて直視できないくらいだった。
「ずっと、探してた。そしてこの髪に触れたかった・・・」
髪を撫でながら近づいてくる朔也のイケメンフェイスに思わず後ずさる。
しかし、そこはベッドの先にある壁のみで逃げ場はない。
「あ、あの、もう帰ろうかと・・・」
思わず顔を背けてキスを回避した瑠花の耳元で、クスッと朔也が笑う。
「瑠花は俺が怖い・・・?それとも嫌い?」
悲しそうな声色に、
「嫌いなわけありません。大切な初恋のトライアル男子なのに・・・」
と、思わず瑠花は大胆な告白をしてしまった。
「トライアル・・・?お試し?」
「ち、違います。トライアル商品をくれた王子って意味で・・・って前も言ったじゃないですか」
「いいよ、どっちでも。俺は12年間ずっと瑠花だけを探してたんだ。もう焦らさないで・・・お試しでもいいから俺に抱かれろよ」
凄絶な色気にどろどろに溶けてしまいそうになる。
「いや、お試しは嫌だな。・・・瑠花が好きだ。瑠花だけなんだ。絶対にもう離さない・・・」
うわ言のように繰り返す朔也は、まるで何かに取りつかれているようでなんだか怖い。
だが、好きな人にそこまで求められて嬉しさに沸き立つ気持ちも嘘ではない。
朔也から語られる、周囲からの思春期特有の嘲笑や妬みに、瑠花の心も小さく痛んだ。
多感な時期に寄せられる悪感情の怖さは、瑠花自身良く知っている類いのものだ。
「『こんなに熱心なファンがいるのならさぞかし魅力があるに違いない』そう思えてからは真面目に家業と向き合えるようになった。立派になって穂積を大きくするって宣言しようと思っていたのに、瑠花はちっとも現れなくて・・・」
せつな気に顔を歪めた朔也は、色気を駄々漏れさせ過ぎていて直視できないくらいだった。
「ずっと、探してた。そしてこの髪に触れたかった・・・」
髪を撫でながら近づいてくる朔也のイケメンフェイスに思わず後ずさる。
しかし、そこはベッドの先にある壁のみで逃げ場はない。
「あ、あの、もう帰ろうかと・・・」
思わず顔を背けてキスを回避した瑠花の耳元で、クスッと朔也が笑う。
「瑠花は俺が怖い・・・?それとも嫌い?」
悲しそうな声色に、
「嫌いなわけありません。大切な初恋のトライアル男子なのに・・・」
と、思わず瑠花は大胆な告白をしてしまった。
「トライアル・・・?お試し?」
「ち、違います。トライアル商品をくれた王子って意味で・・・って前も言ったじゃないですか」
「いいよ、どっちでも。俺は12年間ずっと瑠花だけを探してたんだ。もう焦らさないで・・・お試しでもいいから俺に抱かれろよ」
凄絶な色気にどろどろに溶けてしまいそうになる。
「いや、お試しは嫌だな。・・・瑠花が好きだ。瑠花だけなんだ。絶対にもう離さない・・・」
うわ言のように繰り返す朔也は、まるで何かに取りつかれているようでなんだか怖い。
だが、好きな人にそこまで求められて嬉しさに沸き立つ気持ちも嘘ではない。