美髪のシンデレラ~眼鏡王子は狙った獲物は逃がさない~
「そういえばさあ、今日、心晴ちゃんと穂積堂に行く途中で瑠花ちゃんの元カレに会ったよ。ブラウンがかった金髪に180cm位の長身。おまけに瑠花ちゃんとお揃いのオッドアイだった」
好みにうるさい雅樹が誉めるくらいだから相当なイケメンだったのだろう。
「ハーフらしいんだけどね、双子の姉も一緒にいてさあ、高校時代の同級生みたいなんだけど仲良さげだった。あれは焼け木杭に火がつくかもな。現に彼もそんなこと言って瑠花ちゃんを口説いてたし」
遠い長野の空の下、ビジネスホテルに閉じ籠って身動きのとれない自分の状況が恨めしい。
この瞬間にも、瑠花がその男と愛を深め合っているかもと思うといてもたってもいられないのに、何もできないのだ。
SNSも電話も拒否られ連絡はつかず、瑠花に直接確認をとることもできない。
朔也は、今回ほど狭間と但馬を恨めしいと思ったことはなかった。
月曜朝イチに研究開発課のある支社ビルに出社すると、警備のおじさんが
「瑠花ちゃん、今日も泊まってたよ」
と信じがたい情報をくれた。
「なんか新商品のことでトラブルが起きたとかで仕方なかったみたいだから見逃してやって」
警備員の言葉に黙って頷いてはみたものの、到底朔也が納得できる理由ではなかった。
金曜に完成したはずの新商品をなぜ見直す必要があるのか?
そもそも瑠花からも、他の誰からもそんなトラブル報告は受けていない。
朔也は警備員を引き連れて、瑠花が使っている研究室に向かった。
好みにうるさい雅樹が誉めるくらいだから相当なイケメンだったのだろう。
「ハーフらしいんだけどね、双子の姉も一緒にいてさあ、高校時代の同級生みたいなんだけど仲良さげだった。あれは焼け木杭に火がつくかもな。現に彼もそんなこと言って瑠花ちゃんを口説いてたし」
遠い長野の空の下、ビジネスホテルに閉じ籠って身動きのとれない自分の状況が恨めしい。
この瞬間にも、瑠花がその男と愛を深め合っているかもと思うといてもたってもいられないのに、何もできないのだ。
SNSも電話も拒否られ連絡はつかず、瑠花に直接確認をとることもできない。
朔也は、今回ほど狭間と但馬を恨めしいと思ったことはなかった。
月曜朝イチに研究開発課のある支社ビルに出社すると、警備のおじさんが
「瑠花ちゃん、今日も泊まってたよ」
と信じがたい情報をくれた。
「なんか新商品のことでトラブルが起きたとかで仕方なかったみたいだから見逃してやって」
警備員の言葉に黙って頷いてはみたものの、到底朔也が納得できる理由ではなかった。
金曜に完成したはずの新商品をなぜ見直す必要があるのか?
そもそも瑠花からも、他の誰からもそんなトラブル報告は受けていない。
朔也は警備員を引き連れて、瑠花が使っている研究室に向かった。