蛍火に揺れる
『本当はベビーベッドがいいんじゃないかな?って思ったんだけど、最近はほら置かない家も増えてるって言うし』
「うん、うちも置かない予定だし」
『保育園の園長やってる友達がねー、バウンサーがオススメって強く勧めるものだからさー、沙絵の所にどうかな?って思ったの。それと首が座ったら座らせられる椅子っていうの?があるんだって!だからそれはお宮参り終わったぐらいに考えようかなーって思ってて、あとね!抱っこ紐も生後一ヶ月から使えるのも多いんだけど、最初の方はスリングっていう布を使った方が…』
ダメだ。
この緩やかなマシンガントーク具合は……完全に人の話を聞いていない。
私がいくら言ってもきっと聞かないモードだ。
「わかった!わかったから!!ちょっと憲正さんと色々検討するから!!」
あらそう?なんて呑気な声をしているお母さんを尻目に「じゃあ切るね!」と強引に電話を切る。
電話を切ると、私は大きくため息をついてその段ボールを眺める。
大きな箱につまってあるベビー用品の数々。
なんだか私にとっては……まだまだ遠くにある話のようで、現実味がない。
「うん、うちも置かない予定だし」
『保育園の園長やってる友達がねー、バウンサーがオススメって強く勧めるものだからさー、沙絵の所にどうかな?って思ったの。それと首が座ったら座らせられる椅子っていうの?があるんだって!だからそれはお宮参り終わったぐらいに考えようかなーって思ってて、あとね!抱っこ紐も生後一ヶ月から使えるのも多いんだけど、最初の方はスリングっていう布を使った方が…』
ダメだ。
この緩やかなマシンガントーク具合は……完全に人の話を聞いていない。
私がいくら言ってもきっと聞かないモードだ。
「わかった!わかったから!!ちょっと憲正さんと色々検討するから!!」
あらそう?なんて呑気な声をしているお母さんを尻目に「じゃあ切るね!」と強引に電話を切る。
電話を切ると、私は大きくため息をついてその段ボールを眺める。
大きな箱につまってあるベビー用品の数々。
なんだか私にとっては……まだまだ遠くにある話のようで、現実味がない。