追放された悪役令嬢ですが、モフモフ付き!?スローライフはじめました2
聞かされた瞬間、キュッと喉の奥が詰まり、目は自ずと明後日の方向に泳ぐ。
「なにか言いたいことはあるかい?」
ぐうの音も出ないとは、まさにこのこと……。
「……ガゥ」
……はい、ありません。ごめんなさい。
俺はションボリと肩を落とし、肉球で窓を汚したことを謝った。
「……まぁいい。ここには私しかいないから、一旦中に入らないかい? 外壁に張り付いた君とでは、話しにくくていけない」
奴はそう言って、窓を全開まで引き開けた。
俺は奴からの誘いを受け入れ、頭からピョンッと室内に飛び込んだ。ところが、アイリーンの客室の窓よりは小さいがギリギリいけるだろうという読みが外れ、腰の辺りが窓枠に突っかかってしまう。
……いかん、尻が嵌まってしまった。
俺が尻を振ってじたばたとしていれば、ヌッと歩み寄った奴が、俺の両方の前足を持って引っ張った。
――ボフンッ。
奴の手助けにより、嵌まった尻は難無く抜けた。
「まったく。あなたはよくもまあ、こうも毎日外壁に張り付いて……。敵ながら見上げた気骨ですよ。もっとも、その手段はストーキング紛いで、決して褒められたものではありませんがね」
「なにか言いたいことはあるかい?」
ぐうの音も出ないとは、まさにこのこと……。
「……ガゥ」
……はい、ありません。ごめんなさい。
俺はションボリと肩を落とし、肉球で窓を汚したことを謝った。
「……まぁいい。ここには私しかいないから、一旦中に入らないかい? 外壁に張り付いた君とでは、話しにくくていけない」
奴はそう言って、窓を全開まで引き開けた。
俺は奴からの誘いを受け入れ、頭からピョンッと室内に飛び込んだ。ところが、アイリーンの客室の窓よりは小さいがギリギリいけるだろうという読みが外れ、腰の辺りが窓枠に突っかかってしまう。
……いかん、尻が嵌まってしまった。
俺が尻を振ってじたばたとしていれば、ヌッと歩み寄った奴が、俺の両方の前足を持って引っ張った。
――ボフンッ。
奴の手助けにより、嵌まった尻は難無く抜けた。
「まったく。あなたはよくもまあ、こうも毎日外壁に張り付いて……。敵ながら見上げた気骨ですよ。もっとも、その手段はストーキング紛いで、決して褒められたものではありませんがね」