追放された悪役令嬢ですが、モフモフ付き!?スローライフはじめました2
私が車窓から顔を引っ込めて、車内前方に向き直ると、隣からカーゴが遠慮がちに問いかけた。
「あら? 私の馬車はこれだもの。どんなに快適だろうが、モフモフ付きだろうが、この馬車で帰る以外の選択肢なんてないわよ」
「そうか!」
私の答えにカーゴが白い歯をこぼす。
まばゆいばかりのその笑みに、私の心が熱を持つ。カーゴの一挙手一投足に、無意識に心が反応していた……。
そのことを自覚すれば、愛しい思いは確実に育っているのだと、認めずにはいられなかった。
「……ねぇカーゴ。私、スローライフとプリンセス両立の道を、前向きに検討してみるわ」
「おいアイリーン、それはいったいどういう――」
「そろそろ昼休憩に停まるぜー!」
カーゴの言葉に被せるように、御者台のルークから声があがる。カーゴは出鼻を挫かれて、口を半分開いたまま岩のように固まった。
「おーい!? 聞こえてるかー!?」
私を見つめたまま固まるカーゴにふわりと微笑むと、彼に代わって私が御者台のルークに向かって叫んだ。
「はーい、聞こえてるわ! 私たちも、ちょうどお腹が空いてきたところよ!」
……私とカーゴの関係に、新しい風が吹き始める。
そんな、予感がした――。
「あら? 私の馬車はこれだもの。どんなに快適だろうが、モフモフ付きだろうが、この馬車で帰る以外の選択肢なんてないわよ」
「そうか!」
私の答えにカーゴが白い歯をこぼす。
まばゆいばかりのその笑みに、私の心が熱を持つ。カーゴの一挙手一投足に、無意識に心が反応していた……。
そのことを自覚すれば、愛しい思いは確実に育っているのだと、認めずにはいられなかった。
「……ねぇカーゴ。私、スローライフとプリンセス両立の道を、前向きに検討してみるわ」
「おいアイリーン、それはいったいどういう――」
「そろそろ昼休憩に停まるぜー!」
カーゴの言葉に被せるように、御者台のルークから声があがる。カーゴは出鼻を挫かれて、口を半分開いたまま岩のように固まった。
「おーい!? 聞こえてるかー!?」
私を見つめたまま固まるカーゴにふわりと微笑むと、彼に代わって私が御者台のルークに向かって叫んだ。
「はーい、聞こえてるわ! 私たちも、ちょうどお腹が空いてきたところよ!」
……私とカーゴの関係に、新しい風が吹き始める。
そんな、予感がした――。


