追放された悪役令嬢ですが、モフモフ付き!?スローライフはじめました2
続いてもたらされた言葉の温度にドキドキして、カッカと全身が熱くなった。直後、細い腕がスッと伸びてきたと思ったら、優しく頭を撫でられた。
嫋やかな手が毛先にちょんと触れた瞬間にはもう、トゲトゲしていた俺の心がまるくなる。だけど同時に、募る愛しさが、胸をキュウッと詰まらせた。
「……ふふふ。とってもふわふわ」
アイリーンの手は、初めて出会った六年前から変わらない。やわらかくて、温かくて、……とても優しい。
そうしてアイリーンの笑みのまばゆさも、寸分も変わらない。アイリーンは今も昔も同じ、俺の天使だ――!
「ガウッ!」
「ん? なぁにプリンス? ……あ、もしかしてお腹が空いちゃったのかしら。よし、なにか食事になるものを持ってくるわね」
……胸いっぱいに溢れるこの思いを、アイリーンにきちんとした言葉で伝えられないことが、苦しくてたまらなかった。
切なくて、悲しくて……。堪らなくなった俺は、くるりと踵を返したアイリーンの背中にスリッと擦り寄る。
「なぁに? 甘えんぼさんね、よしよし」
振り返ったアイリーンが、俺をムギュッと両腕で抱き締める。モフモフの毛に、アイリーンの腕が沈む。
嫋やかな手が毛先にちょんと触れた瞬間にはもう、トゲトゲしていた俺の心がまるくなる。だけど同時に、募る愛しさが、胸をキュウッと詰まらせた。
「……ふふふ。とってもふわふわ」
アイリーンの手は、初めて出会った六年前から変わらない。やわらかくて、温かくて、……とても優しい。
そうしてアイリーンの笑みのまばゆさも、寸分も変わらない。アイリーンは今も昔も同じ、俺の天使だ――!
「ガウッ!」
「ん? なぁにプリンス? ……あ、もしかしてお腹が空いちゃったのかしら。よし、なにか食事になるものを持ってくるわね」
……胸いっぱいに溢れるこの思いを、アイリーンにきちんとした言葉で伝えられないことが、苦しくてたまらなかった。
切なくて、悲しくて……。堪らなくなった俺は、くるりと踵を返したアイリーンの背中にスリッと擦り寄る。
「なぁに? 甘えんぼさんね、よしよし」
振り返ったアイリーンが、俺をムギュッと両腕で抱き締める。モフモフの毛に、アイリーンの腕が沈む。