かすみ草揺らぐ頃 続く物語 ~柚実16歳~
 夏……。
 瞬が、この街にいる、最期の夏。
 私も彼を見習って、全力投球でいくことにした。
 長い間、私は純が現れるのを待った。 
 遅刻するのではないか……と、ちょっと焦り始めた時、やっと純が半分眠ったような顔をしたままやってくるのが見えた。
 私は彼に駆け寄る。
< 182 / 400 >

この作品をシェア

pagetop