かすみ草揺らぐ頃 続く物語 ~柚実16歳~
 私たちはしばし、見つめ合った。
「……そんなことより、早く詞書いて」
 純はするっと私の手を避けると、ひとりで歩いて校門の中へ行ってしまった。
 そんなことより……?
「……純のバカ! 大嫌い!」
 そう投げかけた彼の背中は、何も云っていなかった。
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