かすみ草揺らぐ頃 続く物語 ~柚実16歳~
私 の素直な気持ちを、無下にしてくれちゃって。
 あのひとのあたまの中は、どうなってるんだろう。
 前は、そんなミステリアスな純が好きだったけれど。
 今は、そんなあいつが嫌だ。
「はー」
 涙も落ち着いてきた。
 私は天井を見上げていた。
 真っ白な天井。
 私も、こういう風に真っ白になりたい。
 純のことなど忘れて。
 あいつに気持ちを振り回されないように。
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