かすみ草揺らぐ頃 続く物語 ~柚実16歳~
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「力の大きさをN(ニュートン)って、りんごのひとからきてるの?」
「そう。万有引力の法則」
「ううむ。引力……運動方程式……重力加速度……」
私は教科書をぱらぱらとめくりながらも唸ってしまう。
夏休み初日の職員室。
ここの教室は、クーラーが効いていなくて、窓から入ってくる風だけが涼しさを催す。
汗をかきかき、教室で補講を受けている生徒と一緒で、先生も冷房のない職員室で過ごせるのは、平等でいい。
うちの学校で唯一、夏場にクーラーが入るのは図書室だけだ。
先生も暑ければ、図書室に逃げればいいのだ。
「力の大きさをN(ニュートン)って、りんごのひとからきてるの?」
「そう。万有引力の法則」
「ううむ。引力……運動方程式……重力加速度……」
私は教科書をぱらぱらとめくりながらも唸ってしまう。
夏休み初日の職員室。
ここの教室は、クーラーが効いていなくて、窓から入ってくる風だけが涼しさを催す。
汗をかきかき、教室で補講を受けている生徒と一緒で、先生も冷房のない職員室で過ごせるのは、平等でいい。
うちの学校で唯一、夏場にクーラーが入るのは図書室だけだ。
先生も暑ければ、図書室に逃げればいいのだ。