かすみ草揺らぐ頃 続く物語 ~柚実16歳~
気持ちも、高野先生の方へ向かっているようだった。
私は、彼を好きなのだろうか。
外見とか、先生という立場ではなく、ひとりの男のひととして――。
自問してみたけれど、答えは出ないまま、私は職員室のドアに手をかけた。
中には数人の先生がいて、その中には高野先生の後ろ姿もあった。
私はそこを目指してずいずいと進んで行く。
気配に気づいてか、先生は振り向いた。
すると、メガネの奥の瞳を細めて笑顔になる。
「よかった。まだいたか。これから探しにいくとこだったよ」
「寝てた」
「そうか。夏の午睡は気持ちがいいもんな」
「シエスタ」
私は、彼を好きなのだろうか。
外見とか、先生という立場ではなく、ひとりの男のひととして――。
自問してみたけれど、答えは出ないまま、私は職員室のドアに手をかけた。
中には数人の先生がいて、その中には高野先生の後ろ姿もあった。
私はそこを目指してずいずいと進んで行く。
気配に気づいてか、先生は振り向いた。
すると、メガネの奥の瞳を細めて笑顔になる。
「よかった。まだいたか。これから探しにいくとこだったよ」
「寝てた」
「そうか。夏の午睡は気持ちがいいもんな」
「シエスタ」