かすみ草揺らぐ頃 続く物語 ~柚実16歳~
 波の音が大きい。潮風が気持ちいい。
 私は脚をばしゃばしゃとさせて、水しぶきをたてた。
 ははは、と笑い声が聞こえた。
 先生が途中で私のサンダルを拾って、追いついてきた。
 そして自分も裸足になると、同じように水をじゃぶじゃぶさせて海へ入ってきた。
「はははは、あはははは」
 私は先生と手押し相撲を始めた。
 先生が両手を広げ、私は自分の両手を打ちつける。
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