かすみ草揺らぐ頃 続く物語 ~柚実16歳~
「危ないって、黒沢。倒れる」
「ははははははは」
「凄いはしゃぎようだな」
轟音のような波の音の中に、私たちの声は吸い込まれる。
不意に大きな波が来て、私は立っていることができずに転んでしまった。
というか、半分溺れていた。
尻もちをつき、そのあとまた波にさらわれて、仰向けに倒れてしまう。
後頭部が砂につき、海面に入ってしまった顔では息ができない。
焦った――でもすぐに先生が手を引き上げて立たせてくれた。
「大丈夫か?」
「うん。あはははは。海の水って塩っ辛いのね」
「箸が転んでもおかしい年頃か?」
先生も笑う。
「ははははははは」
「凄いはしゃぎようだな」
轟音のような波の音の中に、私たちの声は吸い込まれる。
不意に大きな波が来て、私は立っていることができずに転んでしまった。
というか、半分溺れていた。
尻もちをつき、そのあとまた波にさらわれて、仰向けに倒れてしまう。
後頭部が砂につき、海面に入ってしまった顔では息ができない。
焦った――でもすぐに先生が手を引き上げて立たせてくれた。
「大丈夫か?」
「うん。あはははは。海の水って塩っ辛いのね」
「箸が転んでもおかしい年頃か?」
先生も笑う。