かすみ草揺らぐ頃 続く物語 ~柚実16歳~
 夏の間は、波乗りの彼に、ずっとついていたということか。だから、肌が焼けたのか。
「純は?」
 私は、真っ直ぐに聞いていた。
「もういいんです……ええと、うまくいってますか?」
 自分とうまくいっていなくてもいい口調だ。
「いってる」
 この間、純のファーストキスを奪ったばかりだ。
 今、恋、真っ盛り。
「よかった。私、邪魔にならなくて」
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