かすみ草揺らぐ頃 続く物語 ~柚実16歳~
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夏休みが終わって、約1週間。
私はとある家へ訪問していた。
広い庭には、ひまわりがまだらんらんと輝いていた。
白いワンピースを着た女性が、そのひまわりにホースで水を撒いていた。
「お母さん」
私が外壁から声をかけると、その女性は振り向いた。
そして、にこっと笑ってくれた。
どこか哀し気な笑みだった。
「よしちゃん、今年も来てくれたの。覚えててくれたのね」
夏休みが終わって、約1週間。
私はとある家へ訪問していた。
広い庭には、ひまわりがまだらんらんと輝いていた。
白いワンピースを着た女性が、そのひまわりにホースで水を撒いていた。
「お母さん」
私が外壁から声をかけると、その女性は振り向いた。
そして、にこっと笑ってくれた。
どこか哀し気な笑みだった。
「よしちゃん、今年も来てくれたの。覚えててくれたのね」