ねえ、理解不能【完】
そのあとは、広野みゆちゃんが先陣切って明日の予定を決めていた。
私はというと、笑顔をつくることに全神経を注ぎながら、広野みゆちゃんの意見にすべて賛成した。
別になんでもよかった。この四人で過ごすことが決まってしまったなら、どこにいっても気分は同じ。
「◯◯駅、待ち合わせでいい?」
「うん、いいよ、楽しみ!」
嘘をつく度に鼻が伸びるならもうかなり長いだろう。楽しみ、の安売り大サービスだ。しかも全く気持ちはこもってない。
「ーじゃあ、俺と青はそろそろいくね。広野さんと、.....旭、また明日」
そろそろ笑顔が限界っていうところで、ゆうが会話を終わらせてくれる。
手を引かれて、二人から離れる。
広野みゆちゃんは微笑みながら手を振ってきたけれど、千草はその隣でこっちを一つも見なかった。最初から最後まで本当に感じ悪いやつだ。