雨の滴と恋の雫とエトセトラ
 主要の乗り換え駅で私は一度電車を降りて、違う路線に乗り換えるが、みのりはそれに乗ったまま、その先の駅へと向かう。

 だから変に気を遣わずに、私はすんなりとみのりと別れ、途中下車をしてヒロヤさんの店に向かった。

 私が店に入った時、やっぱり周りにお客はいなかった。

 千佳はすでにテーブルに座って、教科書とノートを広げて宿題していた。

「あっ、真由ちゃん、いらっしゃい。この間はありがとうね」

「いえ、こちらこそ美味しいデザートありがとうございました。その後、決まりましたか?」

「うん、当分は無難路線の定番パンナコッタでいくことにした。ソースは見た目も奇麗で美味しいラズベリーに決定」

「もう、それメニューに加えたんですか?」

「うん。あるよ」

「それじゃ、それ下さい」

「おっ、ありがとう」

 ヒロヤさんは嬉しそうに準備を始め出した。

 私は千佳の前に座ると、千佳は「ちょっとだけ待って」とやりかけていた数学の問題を解いていた。

 その間に、ヒロヤさんは水と一緒にパンナコッタを持ってきてくれた。

「ヒロヤさん、これすごいじゃないですか」

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