雨の滴と恋の雫とエトセトラ
大きな丸いワイングラスに、タップリとパンナコッタが入っていて、上には真っ赤なラズベリーソースがかけられて、ミントの葉がそえられていた。
見た目だけで美味しそうと圧倒された。
「定番だから、そこに何か『艶』名物になるような一工夫がいると思ってさ、大きさに拘ってみたんだけど、どう?」
「これは、すごいです」
ヒロヤさんは味も気になっていたみたいなので、私はすぐに試食した。
スプーンをさしこんだとき、柔らかくとろとろとしながらもぷるんとした白いゼリー状の手ごたえがあった。
それをすくうととろけそうなプルプルした震えがあり、それを口にしたとき、見たままに口の中でとけ、クリーミーさと甘酸っぱいラズベリーのハーモニーが広がった。
「これ、試食したときのより、美味しくなってます」
「よかった。あれから固さにも拘ってみたんだ。その固さが出るまで大変だったんだけど、真由ちゃんが気に入ってくれたのですごく自信がついたよ」
私は虜になったように、何度もすくって味わっていた。
「それじゃ、私も同じの下さい」
千佳が教科書を閉じて、ヒロヤさんに伝えると、ヒロヤさんは喜び勇んで用意をしだした。
それを見てるとすごく可愛く思えて、私は笑っていたが、千佳も同じように感じているはずなのに、どこか瞳が暗く見えた。
見た目だけで美味しそうと圧倒された。
「定番だから、そこに何か『艶』名物になるような一工夫がいると思ってさ、大きさに拘ってみたんだけど、どう?」
「これは、すごいです」
ヒロヤさんは味も気になっていたみたいなので、私はすぐに試食した。
スプーンをさしこんだとき、柔らかくとろとろとしながらもぷるんとした白いゼリー状の手ごたえがあった。
それをすくうととろけそうなプルプルした震えがあり、それを口にしたとき、見たままに口の中でとけ、クリーミーさと甘酸っぱいラズベリーのハーモニーが広がった。
「これ、試食したときのより、美味しくなってます」
「よかった。あれから固さにも拘ってみたんだ。その固さが出るまで大変だったんだけど、真由ちゃんが気に入ってくれたのですごく自信がついたよ」
私は虜になったように、何度もすくって味わっていた。
「それじゃ、私も同じの下さい」
千佳が教科書を閉じて、ヒロヤさんに伝えると、ヒロヤさんは喜び勇んで用意をしだした。
それを見てるとすごく可愛く思えて、私は笑っていたが、千佳も同じように感じているはずなのに、どこか瞳が暗く見えた。