雨の滴と恋の雫とエトセトラ
 だらしなくチャラチャラした男というイメージを最初に感じたが、本当の瑛太は勉強家で真面目な面を持っていると今では見方がかわっている。

 自分と同じ高校を目指して、運悪く落ちてしまったが、瑛太の英語力は実際私よりも上そうだし、高校は違っても瑛太なら頑張って大学受験で挽回することだろう。

 瑛太が拓登を好き。

 自分の心に秘めているだけで、表に出せずにいるその気持ちを察すると辛いだろうとは思う。

 ましてや男同士だし。

 しかし、その相手が私の好きな人というのもなんか複雑。

 これもまた三角関係にはかわりないのだろうけど……

 だけど、あれっ?

 その時、私はふと違和感に包まれた。

 瑛太が私と同じ高校を目指していたけども、もしかしてそれは拓登と同じ高校に行きたかったからだろうか。

 ということは、瑛太は拓登がどこの高校を目指していたか知っていたことになる。

 やっぱり瑛太は以前から拓登を知っていたと考える方が自然だ。

 でも、そんな情報をどうやって瑛太は手に入れたのだろう。

 拓登は小学・中学と少なくとも約9年間はアメリカで過ごしている。

 いつ瑛太は拓登と出会う機会があったのだろうか。

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