雨の滴と恋の雫とエトセトラ
7
「ねぇ、拓登」
電車のドア付近に一緒に立って、電車に揺られながら私は拓登を見た。
それまでの間、学校の校門を出て、周りに人がいないのを見計らいながら、いつ話そうかとずっと話すタイミングを窺っていた。
それでも中々勇気がでずに、どうやって聞き出そうか思案をしている時に限って、拓登の方が話したい話題に尽きずに、いいタイミングに恵まれなかった。
乗り換えも済まして、自分の最寄の駅に向かい、これを逃したらまた同じ繰り返しで悶々としてしまうので、やっと覚悟ができたその時、真剣に向き合った。
「どうしたんだい、急に真面目な顔して」
「あのさ、拓登はアメリカに住んでたけど、時々、日本には帰ってきてたの?」
「ああ、そうだな、おじいちゃんとおばあちゃんがいるから、夏休みとか長期で休みに入る時は、帰ってきてたけど、それがどうかしたかい?」
「その時、誰かに会った?」
「誰かって誰?」
「えっ、その友達とか、会いたい人とか」
「まあ、知り合いくらいは会ってたよ。親戚もいたしね。でもそれがどうしたんだい?」
そこには瑛太はいたの?
私はそれが聞きたかったのに、中々言えない。
これを聞くと、私は拓登に対して疑っているようにも思えて、それがすごく不自然な質問に思えてならなかった。
それにここではっきりとその質問をして、正直に答えてくれるのだろうか。
もし会っていたとなれば、拓登と瑛太の行動が全てお芝居になってしまう。
私は、急に怖気ついてしまった。
「ねぇ、拓登」
電車のドア付近に一緒に立って、電車に揺られながら私は拓登を見た。
それまでの間、学校の校門を出て、周りに人がいないのを見計らいながら、いつ話そうかとずっと話すタイミングを窺っていた。
それでも中々勇気がでずに、どうやって聞き出そうか思案をしている時に限って、拓登の方が話したい話題に尽きずに、いいタイミングに恵まれなかった。
乗り換えも済まして、自分の最寄の駅に向かい、これを逃したらまた同じ繰り返しで悶々としてしまうので、やっと覚悟ができたその時、真剣に向き合った。
「どうしたんだい、急に真面目な顔して」
「あのさ、拓登はアメリカに住んでたけど、時々、日本には帰ってきてたの?」
「ああ、そうだな、おじいちゃんとおばあちゃんがいるから、夏休みとか長期で休みに入る時は、帰ってきてたけど、それがどうかしたかい?」
「その時、誰かに会った?」
「誰かって誰?」
「えっ、その友達とか、会いたい人とか」
「まあ、知り合いくらいは会ってたよ。親戚もいたしね。でもそれがどうしたんだい?」
そこには瑛太はいたの?
私はそれが聞きたかったのに、中々言えない。
これを聞くと、私は拓登に対して疑っているようにも思えて、それがすごく不自然な質問に思えてならなかった。
それにここではっきりとその質問をして、正直に答えてくれるのだろうか。
もし会っていたとなれば、拓登と瑛太の行動が全てお芝居になってしまう。
私は、急に怖気ついてしまった。