雨の滴と恋の雫とエトセトラ
「これでも罪悪感は感じてたんだぜ。でも子供の頃だったし、いくらなんでも時効だろうって思ってた。ところが、まさか昨日あんなことになるとは思わなくて、やっぱりその一番の原因は俺にあるかなって思ったんだ。ごめん」
子供の頃の話とはいえ、事情が事情だけに拓登にとっては割り切れないものがあるようだった。
怒るべきなのか、水に流すべきなのか、困惑している。
「なぜ、そんな意地悪をしたんだ、瑛太」
やはりどこかで悔しい気持ちもあるようだった。
なぜ瑛太が手紙を隠してしまった本当の理由を知ったら、拓登は納得するだろうか。
いや、拓登はまさか瑛太が自分に惚れてるなんて思ってもない。
もし、それが分かったら拓登はもっと困惑するに違いない。
「もういいよ。済んでしまったことだし、今更理由なんて聞いても仕方がないと思う。だって小学一年生だよ。この頃の悪意なんて良くあることだと思う。そうだよね、阿部君」
いきなり話題を振られた阿部君は慌てるも、一応は同意してくれた。
阿部君にとったら傍観者なので、ここは話を聞くことで精一杯だったに違いない。
私は、拓登に渡した手紙をもう一度返してもらって、そして何度も読んだ。
「これ、すごく読みたかったんだ。やっと読めて嬉しい。拓登、会いに来てくれてありがとう。拓登とまた会えたことが嬉しい。昨日は感情的になってごめん」
「真由…… 僕の方こそ、つまらない意地を張ってバカな事をしでかしてごめん。どうしてもあの時の僕を思い出して欲しかったんだ」
「ちゃんと覚えてるよ。オウチ君。私はそう呼んでたから、山之内って名前を聞いてもすぐにピンとこなかったんだ。オウチ君だったらすぐに思い出してたよ。だって大好きだったんだもん」
「真由」
「さあて、盛り上がってきました。さあ、あの時の再現やっちゃおう。拓登、男ならアタックしろよ。好きっていう気持ちを見せ付けてやれ。茂もなんか言えよ」
「ああ、そうだ、拓登、勇気を出せよ」
「おいおい、二人ともいい加減にしろよ。いくらなんでもお前達の前でできるわけないだろ」
子供の頃の話とはいえ、事情が事情だけに拓登にとっては割り切れないものがあるようだった。
怒るべきなのか、水に流すべきなのか、困惑している。
「なぜ、そんな意地悪をしたんだ、瑛太」
やはりどこかで悔しい気持ちもあるようだった。
なぜ瑛太が手紙を隠してしまった本当の理由を知ったら、拓登は納得するだろうか。
いや、拓登はまさか瑛太が自分に惚れてるなんて思ってもない。
もし、それが分かったら拓登はもっと困惑するに違いない。
「もういいよ。済んでしまったことだし、今更理由なんて聞いても仕方がないと思う。だって小学一年生だよ。この頃の悪意なんて良くあることだと思う。そうだよね、阿部君」
いきなり話題を振られた阿部君は慌てるも、一応は同意してくれた。
阿部君にとったら傍観者なので、ここは話を聞くことで精一杯だったに違いない。
私は、拓登に渡した手紙をもう一度返してもらって、そして何度も読んだ。
「これ、すごく読みたかったんだ。やっと読めて嬉しい。拓登、会いに来てくれてありがとう。拓登とまた会えたことが嬉しい。昨日は感情的になってごめん」
「真由…… 僕の方こそ、つまらない意地を張ってバカな事をしでかしてごめん。どうしてもあの時の僕を思い出して欲しかったんだ」
「ちゃんと覚えてるよ。オウチ君。私はそう呼んでたから、山之内って名前を聞いてもすぐにピンとこなかったんだ。オウチ君だったらすぐに思い出してたよ。だって大好きだったんだもん」
「真由」
「さあて、盛り上がってきました。さあ、あの時の再現やっちゃおう。拓登、男ならアタックしろよ。好きっていう気持ちを見せ付けてやれ。茂もなんか言えよ」
「ああ、そうだ、拓登、勇気を出せよ」
「おいおい、二人ともいい加減にしろよ。いくらなんでもお前達の前でできるわけないだろ」