一億円の契約妻は冷徹御曹司の愛を知る

「普段の寝巻きとそんなに変わらないだろ」

「いつものネグリジェよりも性的な意図がびしばし感じられます!」

「はは」

 当然だろ、と言わんばかりに軽く笑われて、頬が熱くなった。

「もうエロ御曹司! 欲望のかたまり! バカ臣!」

「ば……バカおみぃ?」

 余裕の顔で笑っていた雅臣が頬を引き攣らせ、いきなり手を伸ばしてきた。両側の頬をぐいっとつままれ、引っ張られる。

「旦那様に向かって暴言を吐くのはこの口か!」

「んにー!」

 痛みに顔を歪めながら手の甲に爪を立てると、彼は慌てたように私から離れた。けれどすぐソファに転がったベビードールを広げて押し付けてくる。

「よーし、今晩は絶対にこれを着ろ。たっぷり可愛がってやる」

「着るわけないじゃない!」

「そうか、それなら俺が着させてやる。無理やりにでも」

「強引! 傲慢!」

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