ワケあり花屋(店長)とコミュ障女子の恋

「入るぞ！」
わざと大きな声で玄関から声をかけてから海は部屋の中へ向かった。

『ガタンッ！！バンっ！！』
海と凌駕が玄関から中に入ると大きな物音がして、その瞬間海は急いで部屋へ続いているドアを思い切り開けた。

「・・・っ！！」

その光景に凌駕は息をのみ、全身が硬直した。

立ち止まり何もできない凌駕とは打って変わって、海はすぐに動き出す。