私立秀麗華美学園
「断るわけにいかないのなら、依頼を受ければいいだけよ。告白、させておいて、雄吾に残酷な言葉で断ってもらえばいいわ」
いや別に普通の言葉でよくないか。
「あかんってそんなん!」
咲はがばっと顔を上げた。
「承諾するかもしれんやん!」
「するわけないわよ。今まで雄吾がどれだけ咲のこと……」
「昔は昔やん! なんか知らんけど、今雄吾に避けられてるのは確かやもん。……そうや、雄吾があいつのこと、好きになってもーたからかもしれへんやん!」
咲は1人でパニック状態だ。聞く耳持たない咲を、ゆうかと俺はなだめようと必死になる。
「絶対あかん!」
「あのなあ、雄吾があんな奴のこと……」
「姫解除される!」
「そんなわけないでしょう、咲」
「あーもう! いややあー! やっぱちょっとクラス戻ってみる!」
「ちょっ、咲……」
言い終わる前に、咲はC組の方向へと走り去った。
「今、雄吾は部活だって……」
「無鉄砲にもほどがあるわね」
ゆうかは呆れ顔でため息をついた。
「にしてもこじれるなあ」
「わたしは、咲と雄吾が別れるなんて、絶対嫌よ。考えられない。何があっても、2人には仲直りしてもらう」
ゆうかが言うと、不可能なことなんて何もないような気になる。
もちろん俺としても、あの名物カップルが崩れていくのを、黙って見ているわけにはいかない。
ゆうかが誓った言葉を、俺は胸の中で繰り返した。
いや別に普通の言葉でよくないか。
「あかんってそんなん!」
咲はがばっと顔を上げた。
「承諾するかもしれんやん!」
「するわけないわよ。今まで雄吾がどれだけ咲のこと……」
「昔は昔やん! なんか知らんけど、今雄吾に避けられてるのは確かやもん。……そうや、雄吾があいつのこと、好きになってもーたからかもしれへんやん!」
咲は1人でパニック状態だ。聞く耳持たない咲を、ゆうかと俺はなだめようと必死になる。
「絶対あかん!」
「あのなあ、雄吾があんな奴のこと……」
「姫解除される!」
「そんなわけないでしょう、咲」
「あーもう! いややあー! やっぱちょっとクラス戻ってみる!」
「ちょっ、咲……」
言い終わる前に、咲はC組の方向へと走り去った。
「今、雄吾は部活だって……」
「無鉄砲にもほどがあるわね」
ゆうかは呆れ顔でため息をついた。
「にしてもこじれるなあ」
「わたしは、咲と雄吾が別れるなんて、絶対嫌よ。考えられない。何があっても、2人には仲直りしてもらう」
ゆうかが言うと、不可能なことなんて何もないような気になる。
もちろん俺としても、あの名物カップルが崩れていくのを、黙って見ているわけにはいかない。
ゆうかが誓った言葉を、俺は胸の中で繰り返した。