私立秀麗華美学園
「気は済んだか? いい加減に機嫌を直したらどうだ。でないと、今の悩みを俺に話せないんだろう?」
俺は、うっと言葉に詰まった。
余裕の笑みを浮かべる雄吾を前に、口を開くのを我慢して、おかしな顔になってしまう。
実際俺は2日前ぐらいから雄吾に話したくてしょーがなかった。聞いて欲しくてしょーがなかった。
だが、嫌味を言い続けていた手前、うざい態度をとっていた手前、言い辛かったのだった。の、だが。
「話さないなら、聞かない」
くるりと、回転イスを戻しかけた雄吾に、
「話す話します話させてください申し訳ございませんでした雄吾様」
俺は簡単に敗北したのだった。
「素直でよろしい」
雄吾はゆうかのような台詞を言って自分のベッドに腰かけると、しっしっと俺を追い払った。俺は自分のベッドの上に乗っかり直す。
俺はゆうかと雄吾には、逆らえないし、いろんな意味で勝てやしないのだ。勝てるわけがないのだ。別にいいんだけどな。別に。
「えー、と、まあ、事の発端は、この間の真二からの依頼でございまして……」
俺が大人しく、全ての事情をいつも通り包み隠さず雄吾に話してしまおうと思った、その時だった。
「ゆーうっごーーー!」
部屋のドアがド派手な音を立てて開いたかと思うと、廊下には、非常にご機嫌そうな、雄吾の姫が立っていたのだった。
「あれー、和人がおる」
それは俺もこの部屋の主の1人あるからだということに気づいては頂けなさそうだ。
「咲、大分早かったな。まあいい、お前も聞いてやってくれ」
なになにー? と目を輝かせた咲は、すとんと雄吾の隣に座った。そして、ベッドの上に正座した俺を奇異の目で見る。
一瞬ためらいはしたが、何せ内容がゆうか絡みだ。
咲だからこそわかるようなこともあるかもしれない、と思い直し――あと、このくっつきようじゃあ追い出すのは無理だろうという判断を下して――俺は再び口を開いた。
俺は、うっと言葉に詰まった。
余裕の笑みを浮かべる雄吾を前に、口を開くのを我慢して、おかしな顔になってしまう。
実際俺は2日前ぐらいから雄吾に話したくてしょーがなかった。聞いて欲しくてしょーがなかった。
だが、嫌味を言い続けていた手前、うざい態度をとっていた手前、言い辛かったのだった。の、だが。
「話さないなら、聞かない」
くるりと、回転イスを戻しかけた雄吾に、
「話す話します話させてください申し訳ございませんでした雄吾様」
俺は簡単に敗北したのだった。
「素直でよろしい」
雄吾はゆうかのような台詞を言って自分のベッドに腰かけると、しっしっと俺を追い払った。俺は自分のベッドの上に乗っかり直す。
俺はゆうかと雄吾には、逆らえないし、いろんな意味で勝てやしないのだ。勝てるわけがないのだ。別にいいんだけどな。別に。
「えー、と、まあ、事の発端は、この間の真二からの依頼でございまして……」
俺が大人しく、全ての事情をいつも通り包み隠さず雄吾に話してしまおうと思った、その時だった。
「ゆーうっごーーー!」
部屋のドアがド派手な音を立てて開いたかと思うと、廊下には、非常にご機嫌そうな、雄吾の姫が立っていたのだった。
「あれー、和人がおる」
それは俺もこの部屋の主の1人あるからだということに気づいては頂けなさそうだ。
「咲、大分早かったな。まあいい、お前も聞いてやってくれ」
なになにー? と目を輝かせた咲は、すとんと雄吾の隣に座った。そして、ベッドの上に正座した俺を奇異の目で見る。
一瞬ためらいはしたが、何せ内容がゆうか絡みだ。
咲だからこそわかるようなこともあるかもしれない、と思い直し――あと、このくっつきようじゃあ追い出すのは無理だろうという判断を下して――俺は再び口を開いた。