私立秀麗華美学園
「へえ。何が」
「………………」
あれ?
何をだ?
「なんだその表情は」
「いや、ごめん……ちょっと待って」
わかったと言った手前、対象がわからないですむはずもない。
あれ? 考えていたことはひとつ。確かだ。でも、それによってわかったことってなんだ? わかるというか、思いついた? つかんだ? 気がついた? 要するに、だ。
「……この現状を、打破する方法……?」
「打開策か」
雄吾は笑って、床にかばんを下ろした。興味深そうに俺を眺めまわす。
「ゆうかのことを、考えていたのか?」
「いや、それがちょっと違うんだ」
真二の言葉で気づいたこと。
少しずれていた思考の方向を、向くべき方向に戻した時に、考える対象となっていたのは。
「考えてたのは、自分のことだ」
「そうか」
雄吾はキッチンの方へ行くと、戸棚から、見たことのない容器を取り出した。
「なんだそれ」
「この間咲からもらった。咲とゆうかが、いつも飲んでいるハーブティーだそうだ。季節的にアイスがいいだろう。考えていたことがそういうことなら、聞きごたえがありそうだ。じきに咲も来るから、それから話せ」
雄吾はポットに飲料水をだばだばと入れ始めた。俺は、食卓に座って、大人しく咲が来るのを待つことにした。
「………………」
あれ?
何をだ?
「なんだその表情は」
「いや、ごめん……ちょっと待って」
わかったと言った手前、対象がわからないですむはずもない。
あれ? 考えていたことはひとつ。確かだ。でも、それによってわかったことってなんだ? わかるというか、思いついた? つかんだ? 気がついた? 要するに、だ。
「……この現状を、打破する方法……?」
「打開策か」
雄吾は笑って、床にかばんを下ろした。興味深そうに俺を眺めまわす。
「ゆうかのことを、考えていたのか?」
「いや、それがちょっと違うんだ」
真二の言葉で気づいたこと。
少しずれていた思考の方向を、向くべき方向に戻した時に、考える対象となっていたのは。
「考えてたのは、自分のことだ」
「そうか」
雄吾はキッチンの方へ行くと、戸棚から、見たことのない容器を取り出した。
「なんだそれ」
「この間咲からもらった。咲とゆうかが、いつも飲んでいるハーブティーだそうだ。季節的にアイスがいいだろう。考えていたことがそういうことなら、聞きごたえがありそうだ。じきに咲も来るから、それから話せ」
雄吾はポットに飲料水をだばだばと入れ始めた。俺は、食卓に座って、大人しく咲が来るのを待つことにした。