私立秀麗華美学園
全部を一口サイズに丸め終わって、沸かした湯に投入する。
浮かんできたらすくいあげて、と指示を出し、あみじゃくしを松本さんに渡した。
全員が鍋を取り囲んでいる間に粉まみれになった台の掃除をする。
笠井は離れたところに立っていた。
うーん、あんまり気が進むわけではないのだが。
「おまえさー、もしかして」
笠井ににじり寄ると、嫌そうな顔を向けてくる。
「あ?」
「松本さんのこと好きなのか?」
しかめっ面がゆるんだ、と思ったら、完全な無表情になった。
首を傾げながら反応を待っていると、出て来たのはため息だった。
「いいかい、月城くん」
「気持ち悪いからやめろよそれ……」
「確かに松本さんは明るく愛らしい素敵な女性だ。だけど君は大きな勘違いをしている」
「は?」
「馬鹿は死ななきゃ治らないね」
またもやあからさまなため息をつきつつ笠井は離れて行った。
なんだ。なんだなんだ。なんなんだ。
勘違い? 馬鹿? 悪口を言われるのは今に始まったことではないが今のは、ただ馬鹿にするために言われたわけではないような気がした。
更に首をかしげていると、今度は本田が寄って来た。
「月城、お前松本さんとよく喋ってるな」
「そうかな」
「背もお似合いだし」
「嫌味含んでるよなそれ」
「松本さんなかなか可愛いよな」
本田の言わんとしていることがわかってきたので手で制した。
「この間言ってたようなこと、ないからな」
「……わかんねーよ、そんなの」
意外にも本田は苦笑いをして、調理台の上にこしかけた。
浮かんできたらすくいあげて、と指示を出し、あみじゃくしを松本さんに渡した。
全員が鍋を取り囲んでいる間に粉まみれになった台の掃除をする。
笠井は離れたところに立っていた。
うーん、あんまり気が進むわけではないのだが。
「おまえさー、もしかして」
笠井ににじり寄ると、嫌そうな顔を向けてくる。
「あ?」
「松本さんのこと好きなのか?」
しかめっ面がゆるんだ、と思ったら、完全な無表情になった。
首を傾げながら反応を待っていると、出て来たのはため息だった。
「いいかい、月城くん」
「気持ち悪いからやめろよそれ……」
「確かに松本さんは明るく愛らしい素敵な女性だ。だけど君は大きな勘違いをしている」
「は?」
「馬鹿は死ななきゃ治らないね」
またもやあからさまなため息をつきつつ笠井は離れて行った。
なんだ。なんだなんだ。なんなんだ。
勘違い? 馬鹿? 悪口を言われるのは今に始まったことではないが今のは、ただ馬鹿にするために言われたわけではないような気がした。
更に首をかしげていると、今度は本田が寄って来た。
「月城、お前松本さんとよく喋ってるな」
「そうかな」
「背もお似合いだし」
「嫌味含んでるよなそれ」
「松本さんなかなか可愛いよな」
本田の言わんとしていることがわかってきたので手で制した。
「この間言ってたようなこと、ないからな」
「……わかんねーよ、そんなの」
意外にも本田は苦笑いをして、調理台の上にこしかけた。