花印†blood
蝶が飛び出つ一輪の華-epilogue-
「千華、くりす。君は知らず無意識に異華を使ってしまったのか」
『はい、そうみたいです』
「まぁ、身の危険を守るためなら仕方ないことだ。早く、刹那にその首に巻いているツルの印を消してもらいなさい」
『はい、魔王様』
はい、ただ今、魔王様が目の前にいます。
何でも“異華”という能力は使ってはならないものらしく。
魔王様直々に話しを聞かされた。