花印†blood



「恐怖で怯えた、その表情も…たまんねぇ。っ…クッ我慢できねぇ。もぅ頂いちゃってもいいよな?」



男はウッと低く唸ると、


ニヤッと笑い…

私の真後ろに移動した。



一瞬の出来事で、男が何処に行ったのか分からなかった。



「はぁ~、一滴残らず啜ってやるよ」


が、後ろから聞こえた低い声に…


背筋から冷や汗が流れるのが分かった。


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