。・*・。。*・Cherry Blossom Ⅵ《シリーズ最新巻♪》・*・。。*・。

地の果て!?


☆地の果て!?☆


別荘に帰りついて、あたしたちはすぐに夕食の準備に取り掛かった。時間は17時ちょっと前。


今度は戒を除く全員で餃子作りに専念。


何せ大量に作るわけだからな。


戒は……昨日も寝てないし、流石に疲れたんだろう。ソファにごろりと横になって目を閉じていた。


「なぁにーあの子、ちょっとは手伝いなさいって、ねぇ」とイチに同意を求められ


「え……えっと…何か昨日ずっと起きてたみたいで」と何故かあたしが必死に言い訳。


徹夜したってのは本当の事だ。けれど脱獄犯の強襲に備えて、なんて


言えねぇ。


キョウスケもその辺の事情を素早く察したのか


「放っておいた方がええって。あのひと加わると面倒になるで」と肩をすくめている。


キョウスケ……もっとフォローの仕方考えろよ。


それでも大勢での餃子作りは楽しかった。


「わ!タネ飛び出そう」とリコが不器用な手つきで餃子を包みながら慌てていて「あたしってやっぱ料理のセンスないみたい…」とペロッと舌を出し


「大丈夫だいじょぶ、俺なんてほれ」と言ってお世辞にも餃子とは言えない不格好な何かを掲げキモ金髪は苦笑い。キモ金髪、こっちはナイスフォロー!


「一ノ瀬くん、えび好きだったよね♪えび入れよ」


「さ、サンキュ…」


エリナと千里も多少ぎこちないものの仲良さそうだし。


だけど


「あ…卵の殻が入った…」とキョウスケの発言には


「てか餃子に卵なんて使わねぇけど!キョウスケ、お前一体何作ってんだよ!」とツッコむと


「おやつにクレープ作ろうかと思ってあたしが頼んだの」と大真面目なイチ。


おやつ……クレープ……??


それはナイスアイデア!


「いちごも買ってきたのよ、あと生クリームも」とイチは得意げで、いつの間に買ったんだ??


だけど


おお!それは確かに旨そうだ!


てか何気に気が利くよな、イチって。勝手なイメージだと我儘女王様って感じで気を利かせるなんてことできないと思ってたが……


思ったよりイイ女だ。


と、何とか、何だか和気藹々和やかムードの中


「あー、楽しい夏休みだな~、夏休み終わったらすぐ試験じゃん?今思いっきり楽しんでおかないとね」とリコが言い出し


リコ……


いきなり現実に引き戻さないでくれっ!!(マジ泣)



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