お見合い夫婦の結婚事情~カタブツ副社長に独占欲全開で所望されています~
いったい。
彼女は、この見合いをどう思っているのだろう?
親から言われて仕方なく?
その気はないから、知らぬふりで乗り切ろうとしている?
ビジネスの場面では、どんなたぬき親父の魂胆も見抜けると自負している蓮が、真帆の考えだけは、皆目見当がつかない。
しかも、時間を無駄にするのと回りくどいのが大嫌いな筈が、直接彼女に尋ねることができないでいる。
もし尋ねて"こんなお見合いは迷惑なのでお断りします"とでも言われてしまったら…。
「お前もそろそろ自分が社員からどう見られているかを知るべきだ。ただの副社長だったら、こんなに騒がれないだろう。…とにかく、今回の話が社長までいくのは時間の問題だ。覚悟しろ」
一条がため息をつきながらそう言った正にその時、蓮の携帯が鳴った。
社長である藤堂和正からだった。
彼女は、この見合いをどう思っているのだろう?
親から言われて仕方なく?
その気はないから、知らぬふりで乗り切ろうとしている?
ビジネスの場面では、どんなたぬき親父の魂胆も見抜けると自負している蓮が、真帆の考えだけは、皆目見当がつかない。
しかも、時間を無駄にするのと回りくどいのが大嫌いな筈が、直接彼女に尋ねることができないでいる。
もし尋ねて"こんなお見合いは迷惑なのでお断りします"とでも言われてしまったら…。
「お前もそろそろ自分が社員からどう見られているかを知るべきだ。ただの副社長だったら、こんなに騒がれないだろう。…とにかく、今回の話が社長までいくのは時間の問題だ。覚悟しろ」
一条がため息をつきながらそう言った正にその時、蓮の携帯が鳴った。
社長である藤堂和正からだった。