世界No.1の総長と一輪の花 両想いバレンタイン(詩優side)
封筒の中には1枚の便箋。
二つ折りにしてある便箋を開くと、
“大好き♡”
と、真ん中に書いてあった。
それから一番下の行を見た瞬間、苛立ちが安心感へと変わる。
一番下の行には、“京子より”と書いてあったから。
思わずため息が出る。
…なんだよ。
まじで…男からの手紙かと思ったじゃねぇか…紛らわしいな…。
「京子…っ!!」
花莉はひょこっと顔を出して、ぐいっと俺の手を引っ張る。
手紙を自分の方へと近づけて、ぱああっと瞳を輝かせる彼女。
…なんか複雑
男からの手紙じゃねぇからいいけど。
手紙を花莉に返すと、
「これってラブレターだよね!?私初めてもらった!!」
すごく嬉しそうな表情で俺を見つめる。
そんなに嬉しいのか?
「良かったな」
ぽんぽんと頭を撫でてから花莉の手をひいて、この場を移動。