世界No.1の総長と一輪の花 両想いバレンタイン(詩優side)
「本当にごめん」
「……詩優が他の子にくっつかれてて嫌だったの…」
「…ごめん」
「……詩優は私のだもん…」
「…うん」
「……私が一番詩優のこと好きだもん…」
「うん」
「…大好き……」
俺は何を不安になっていたんだろう。
花莉はこんなに想っていてくれてるのに。
「俺も花莉が好き」
そう言うと俺から花莉は離れて、
「私は詩優のこと大好きだもん」
と少しムッとした表情。
たぶん同じように“大好き”って言わなかったから気に入らなかったんだと思う。
…ほんと、可愛い。
「大好き」
そう言葉にすれば花莉は満足そうに笑う。
俺は彼女の頬に手を伸ばして、指で涙を拭った。
「泣かせてごめん」
「……キスしてくれたら許してあげる」
花莉の目は潤んだまま。
真っ直ぐに俺を見つめてきて……。