世界No.1の総長と一輪の花 両想いバレンタイン(詩優side)
…やばい、
と思っても体は止まらない。
さらに、花莉は俺の肩に手を回して密着してくる。
赤い頬に、少し潤んだ瞳。
溶けてしまいそうなほど熱い。
ん?つーか、ほんとに溶けそうじゃね…?
ゆっくりと唇を離すと、唾液の糸が切れて。
花莉はとろんととろけてしまいそうな表情で俺を見つめる。
赤い頬、潤んだ瞳、乱れる息。
見た瞬間、クラっときた。
……これは、まじでやばい。
色っぽすぎる。今の俺は、簡単に煽られてすぐに花莉を襲いそう……。
…一旦離れねぇと……
花莉から離れるつもりで、距離を取ろうとした時。
花莉に腕を掴まれて、それを阻止される。
「…もう1回」
小さく聞こえてきた声。
目の前の彼女の……
この子は……自分が襲われるかもしれねぇっていう危機感とかねぇのかよ。
「……あとでな」
そう返せば
「今がいい…」
俺の気持ちも知らないでそう言う彼女。