世界No.1の総長と一輪の花 両想いバレンタイン(詩優side)
「…帰ったら」
「詩優…さっき、“なんでも言うこと聞くから”って言った……」
嘘だったの?、と不満そうに俺を見つめる。
確かに言った。
花莉を抱きかかえる時に……
でも、それを今言うのはずるくね?
俺が必死に襲わねぇようにとめてんのに……
「…今はだめ。あとでなんでも言うこと聞く」
「…じゃあ隣座って」
あとで、って言ったんだけど…。
花莉はベッドの上に、自分の隣をぽんぽん叩いて俺を呼ぶ。
…座るくらいならいい、か。
少し離れて座れば平気かも、……。
少しだけ離れて、花莉の隣に腰を下ろす。
離れたと言ってもほんとに数センチ。
だけど、花莉は気に食わないみたいで。
なんと…立ち上がって、ちょこんと俺の膝の上に座った。